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  • 2020.01.24 消費者応援隊

消費者応援隊のメッセージ2019

夏には青々とした葉を繁らせていた黒豆の畑に、秋が訪れる。

役目を終えた葉はカサカサと秋風に吹かれている。その陰に、ぷくぷくと肥えた鞘がゆれている。

畝の間にちらちらと、葉取りに勤しむ応援隊の姿。涼しい風に吹かれながらも、首筋には汗が流れている。

葉音に交じって聞こえてくる、子供らの声。大人達の真似をして、ボクもワタシもと葉をつかむが、なかなか思うようにはいかないようだ。そのうち飽きて、畑の探検に行ってしまった。黒豆畑の蛙やバッタは、しばらく昼寝はできないだろう。

「みなさーん 休憩しましょう。」止められない手を何とか休ませて体を起こし、辺りを見回す。すっかり葉を取られて露わになった黒豆の鞘は、秋の日射しを受けて眩しそうだ。その日の光の向こうから、ポケットをふくらませて子供らが走ってくる。

「落ちてたのを拾った。食べていい?」 聞きながらも待ちきれず、

その小さな手は黒豆の鞘を開いている。中からはまだらに薄紫にそまった、やわらかい実。

「黒豆 なんで黒くないの?」

不思議がりながらも一粒口に放り込んで、

「お豆おいしいね」と 笑顔がこぼれた。

 

 

メッセージ ありがとう ありがとうございました。

2019.11.30.の集合写真です。 ありがとうございました。

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